※詳細を詳しく記載しているのではなく、ざっくりした経験談です。
ああ、これくらいだったら自分でもできそうだな、と思って10万円くらい浮かせて、遺された家族みんなで美味しいごはん食べたり、ちょっとした旅行で故人をしのんだりできるといいですね。
父が亡くなってしまった。
残された母と私には、すこしの現金と家を残してくれた。
家は父名義のため、今回はその土地建物(父名義)を母名義に変更する手続き=相続登記 をすることになった。
知人から聞いていた情報から、相続登記(土地・建物)は
・法務局に何度か行かなければいけない
・いろいろと書類を用意しないといけない
・なんかめんどくさそう
だったので、司法書士に頼もうか...と何度も思ったけれど、相場を検索して、とりあえず自分でやってみようと思った。
相続登記を司法書士に頼んだらいくらかかるの? 司法書士に相続登記を依頼した場合の報酬相場は5万円~8万円です。 戸籍収集や遺産分割協議書の作成なども含めた総合的な対応を依頼した場合の報酬相場は7万円~15万円です。 これはあくまで相場で、司法書士の報酬は、不動産の評価額や物件数、相続人の数などによって増減します。
参考元HP(グリーン司法書士Online)
司法書士さんに依頼すると、最低5万円の報酬がかかり、書類の取得などを丸投げした場合は、最低7万円。
それとは別に、自分でしても司法書士さんに頼んでも、登録免許税というものを払わないといけない。
(今回登記した土地建物は、固定資産税を毎年約3万円ほど払っている場所で登録免許税も3万円弱くらいでした)
ということは、家族の中に
・お仕事を2・3日休む間に、10万・20万円以上稼げる人
・法務局・区役所などが近くないひと
は頼んだほうがいいかもしれない。
幸い私は、車で自宅から15分以内のところに法務局があったので、やってみる事にした。
結論、スムーズにいけば2回動けばOK、修正があっても3回行けばOK。
思ったより簡単です。
私が記録として書くことをイメージして、できそうならばやってみて欲しい。
どんな風に動いて、というのが分からない方のために記録として書くことにする。
参考になった場合は、ぜひこのページの気になる広告をひとつ見て欲しい。
私に5円か10円が還元され、ブログを続ける糧になります。
よろしくお願いします。
私が自分で土地と建物の相続登記をした手順
まず、法務局に電話して相続登記に関する相談予約をする
まずはこれ!
いきなり法務局に行って、ちょっと教えてほしいんだけど...と言ったところで、スンッとしたちょっと受付の怖そうな人にNO!予約取ってください!と言われます。はい。(別件で経験済み)
大体、書類を用意するのにちょっと時間がかかるので、2週間後くらいに予約を取るといいと思います。
※令和5年からWEBで質問ができるシステムも開始されたとのこと。
詳しくはこちらの法務局HPからどうぞ!便利になったねぇ。
初回相談までに故人の書類をまとめておく(役所提出系と被るもの多数)
家族が亡くなってしまうと、役所や銀行に行っていろんな手続きをしなくちゃいけないですよね。
(ほんとは、そんな辛い時、マイナンバーかなんかでサクっと対応してほしいもんだ)
その時に必要な書類が、ここでも役立ちます。
必要な書類は、法務局HPのここ(相続登記)に書いています。
この、ステップ1の部分の書類さえ集めておけば、だいたいOKです。
(もし、文字苦手!っていう場合は、何もせず初回相談に行っても大丈夫!1から教えてくれます!)
この下のいずれか(法定相続割合の通りに相続するのか、話し合って誰が相続するか決めるのか)のPDFファイルを見ると、すごく分かりやすく書いています!
(遺産分割協議編)
※ 相続人の間で、亡くなった方の財産をどのように分けるか協議・話し合いを行った場合の相続登記の申請手続について説明しています。
(法定相続編)
※ 法律で定められた割合(法定相続分)で、亡くなった方の財産を相続した場合の相続手続の申請手続について説明しています。
ちなみに、私たちは相続人が少なく、父が会社の株式を持っていたこともあり税務署への申告が必要でした。
そのため、税務署への申告に必要な書類+父の住民票の除票 でほぼ必要書類は完成でした。
(それを知らずに相談予約の電話をし、その時の電話対応の方に「色々書類とか持ってくる人いるんですけど、無駄になることが多いんですよね」っぽい事を言われて持っていかず、後で後悔しました)
税務署に相続税を申告した方は、その控えを全部持って初回の相談に行けば結構サクっと終わると思います。
とりあえず、初回の相談を受けて足りないものを知る
私の地域の法務局では、初回に受付に名前を言うと、【名義変更したい土地と建物に関する書類】を取得せよ、というミッションを与えられました。受付2Fで、その書類を取得するのが3Fでした!
※ちなみに相続税の申告書類の中に重複しているものがあって取得費用が無駄になった(後で気づいた)ので、マジで税務署に申告した方はその時の書類を全部持って行ったほうがいいです!
そして書類(地番とか書いているやつ)を持って、相談員さんと面談をします。
持っていくと、私たちの家族構成などをヒアリングしてくれ、その時点で足りない必要書類ややるべき事をすべて教えてくれます。
家に帰って足りないものを揃える
区役所で取得できるものがほとんどの、戸籍関係の書類を取得します。(ひつこいけど、税務署に提出したものとほぼカブります)
※区役所の人にも相続登記に必要、と言えば大体教えてくれるはずです
そして、相続に関する書類を2・3枚、自分で作ります。
パソコン作業ができるなら、コピペできる部分もあって結構楽です。
(私はWORDで作業したけれど、ない人は手書きになると思います 所要時間30分くらい?)
ちなみに、間違えていた箇所があったけれど、その次の相談途中にチェックしてくれ、すぐに修正完了しました。
★おまけ★いちばん挫折しなくなる個人的ポイント
【最重要ポイント】
私が思う、最重要ポイントofポインツ!
それは、相談員さんによって難しさに雲泥の差があるのでは、ということです。
私の場合、
①回目 めっちゃ大ベテランの相談員のおじさん 説明分かりやすい
②回目 真面目そうで堅そうな相談員のおばさん 説明のセンスなし(教えるのが下手という意味)
→結局①回目の相談員のおじさんにチェンジ おばさんからおじさんチェンジにより書類チェックが10倍速になる
(住民票の除票だけが足りず、最寄り区役所に今から行けば今日提出できるよ、と言われるが予定があって帰宅)
※終了時に相談員おじさんが「帰りに受付で、次回相談は●●指定で、と言っておいて」と、指名させてくれる
③回目 大ベテランの相談員のおじさん指定で、この人、目をつむってても作業できるんじゃ...という手際の良さで進む
※最終的な作業(認めの印鑑を所定の位置に押すなど)はほぼおじさんの指示に従うだけ、ほとんど座っているだけで終了した
なので、きっと法務局によっても当たりの人、はずれの人(ごめんなさい)がいると思うので、日頃徳を積んで、当たりの人に出会えるようがんばりましょう!
★おまけ★住民票の除票を取得するのって大変
いろいろと必要書類をあつめますよね。
私の場合、住民票の除票が最後足りてないね、という事で区役所に行ったんです。
たまたま、相談に行った帰りに「もうそのまま今日書類揃えよっか」と行きました。
窓口の人に「相続登記に必要なので...」と話したのですが、そこからがややこしい!
「住民票の除票を貰ってきて欲しい」と書かれた書類は持っていますか?と言われたんです。
持っていないと、取得できません、と。
たまたま相談帰りだったので、【初回相談時に貰った必要書類一覧を記載した用紙】を持っていたので、おそるおそる見せてみると「コピー取らせてください」と言われました。
身分証も必要でした。
きっと、持っていなければ出直しさせられていたかもしれません。
危ないあぶない。
というわけで、みなさんにも情報共有です。
時間のある方は、事前に区役所に電話して取得に必要な書類や証明書を聞いたほうがいいです。
★おまけ★固定資産課税明細書を無くしてしまった時(実話)
毎年5月頃に、なぜか自分が所有しているはずの物件に関して払えと言われる、摩訶不思議な固定資産税。
資産を持っているだけで支払うなんて...と思うけれど、仕方がありません。
その課税明細書が、今回の申請書類の中で【登録免許税】を支払うために必要なんですが、母がなぜか紛失しておりまして。
※固定資産税の納税通知書・課税明細書って何?ということはコチラから
一昨年の通知書は手元にありましたので、記載の電話番号にさっそくかけてみますと、「再発行はできないが、同じ内容が書かれた〇〇〇の写しなら発行可能」と言われ(名前忘れた)、無料で送付してもらえました。
おそらく、その物件のある役所の課税課が担当だと思いますので、もし見つからない方はぜひ一度お電話を。
※さきほどググってみたら、写しの送付にお金がかかる市町村もあるみたいなのでご留意を
★おまけ★法務局の人に冷たい人はいなかった
法務局のGoogleレビューを見ると、すごく冷たい対応を取られた、というものが散見されます。
実際に私の知人も「相談予約をせずに」書類を提出しに行ったとき、鼻で笑われるような、バカにされたような対応を経験しています。
ですが、私の今回の相談の場合、一人も冷たい人はいませんでした。
レビューを見ると、びびって「素人はさっさと司法書士にでも頼みなさい」なんて言われるんじゃないかと思っていましたが、そんなことはありませんでしたので、みなさんぜひ、チャレンジしてみてください。
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