こんにちは、かんばらです。
大阪の天満にある、もりやま屋というスパイスカレーのお店に感動したのがきっかけです。
当時は少なかったスパイスカレーの本を買い漁り毎週のようにチキンと玉ねぎを買って作り続けていた私。
色んなところに食べに行き、味を盗み、真似て作るが全然似ておらず、失敗を繰り重ねていました。
そんな私が、ある本に出合いびっくりするほどうまく作れるようになった、その至極の1冊をご紹介します。
そして今までのたくさんの失敗の中で得た、作り方のコツを書きたいと思います。
これであなたも自宅で簡単に美味しいスパイスカレーが作れること間違いなし!かもしれません。
この記事が参考になりそうなのは...
スパイスカレーを作ったが美味しくできない
スパイスカレーの味付けが決まらなくて悩んでいる
スパイスカレーのおすすめレシピ本を探している
スパイスカレーをまだ1度も作ったことの無い人は、Amazonや楽天ブックスでたくさん出ているレシピ本のレビューや、大きい本屋さんで試し読みして自分に合うものを探すといいと思います。
スパイスカレーは奥が深く、普段の食事では使わないスパイスを使います。
なるべく少ない数(クミン・コリアンダー・チリペッパーは最低限必要になります)で作れるレシピが載ったものがおすすめです。
それでは、私が1番参考になった!と思うスパイスカレーのレシピ本からご紹介します。
鎌倉の名店OXYMORONの味とコツが詰まった、1冊で完結するレシピ本
著者の村上愛子さんは、二子玉川でカレー屋をはじめ、5年後の2008年に鎌倉で新たにお店を開いた方。
私がこの本を買う際レビューには、彼女の鎌倉のお店には行列が絶えない、との情報が多数。
「並ばなくてもおうちであのカレーが食べられるんだ!」と喜ぶレビューを見て、購入を決めました。
この本にはレシピの他に
・火加減など本全体を通してのポイント
・基本のスパイスとプラスαのスパイス
・玉ねぎの炒め方
・トマトの煮込み方
・スパイスの加え方(テンパリング方法)
が詳しく書かれてあり、特にスパイスの加え方が参考になります。
スパイスを加えたあとのカレーが苦く不味くなり困っていましたが、加えるタイミングと加え方を教えてくれたこの本で解決しました。
何度か作って、何が違うかわからなくなっている...など漠然とした悩みの方にもお勧めのレシピ本です。
無駄に文字やページ数が多く分かりにくい本と違い、的確に、しかし詳しく教えてくれます。
さてここからは、本や自己流で何度か試したことのある方向けに書いた私なりのコツを書こうと思います。
おうちで簡単スパイスカレーのコツ(玉ねぎ編)
玉ねぎって、カレーを作る時に必ずと言っていいほど出てきますよね。
スパイスカレーは、ほとんど玉ねぎを使うレシピがほとんどではないでしょうか。
飴色になるまで、茶色くなるまで、小麦色になるまで、黄金色に...など。
その時に、この2つのコツを知っているだけで時短にもなり、手際が良くなります。
ポイント1 できるだけ均等に薄く切る
このコツは、フレンチの料理人の知り合いに教えてもらったんです。
毎日玉ねぎを切り続けていると、みじん切りも小さく均等に切れると思います。
けれど、時々料理をする程度だと、大きさを同じくらいにするのは難しいです。
そこで、私流に改良しました。みじん切りではなく、薄くスライスする。
居酒屋で出てくる、オニオンスライスのような出来上がりにします。
そこまで薄くなくても大丈夫。できるだけ薄ければそれでよし!です。
ポイント2 たっぷりの油で、揚げるように炒める。
これ、意外と本に書かれてないんです。
(私は、カレー関連の本を30冊ほど所有していますがほぼ油としか書いていない)
玉ねぎは水分をできるだけ早く飛ばして炒めると、早く色が変化してくれます。
よく言われるスパイスカレーの作り方の最初の工程は、
1、ホールスパイスをたっぷりの油でぷつぷつと気泡が出るまで熱する。
2、香りが移る頃に玉ねぎをフライパンに入れる
だと思います。
その時、油が簡単に玉ねぎ全体に絡まるくらいに、家庭料理では考えられないほどの量で炒めます。
すると、玉ねぎと油が早く馴染んで、揚げているのに近い感じでジュージュー炒められていきます。
あまり混ぜすぎず、焦げない程度にかき混ぜるのを我慢ながら炒めると更に早く炒めることができます。
いつもおうちごはんを作る程度の油で玉ねぎを炒めていた方はぜひ、いつもより、たっぷり、かなりたっぷりの量の油で揚げ焼きしてみてください。
おうちで簡単スパイスカレーのコツ(味付け編)
コンソメキューブや鶏ガラで出汁をとったりしているのに、なぜか物足りない。
私がスパイスカレーを作り始めてすぐの頃、何度作っても、味がぼんやりしていたんです。
もりやま屋さんでバイトしていた方が、大阪の下町長屋で始めた【カレーちゃん家】の謳い文句。
”数種類のスパイスと塩だけで味付けしています”
絶対嘘だ、と思いました。
カレーちゃん家のチキンカレーを食べて、しっかり味付けされているのが不思議でたまりませんでした。
塩とスパイス数種だけでしっかり味がついている。
同じような材料を使って私が作ってもピンとこない。
おまけにコンソメまで入れてるのに。
それで、たまたま「作っても、おんなじ味にならないんですよね...」って、馴染みの居酒屋の大将にボヤいたんです。
そしたら、「料理の最後は塩味だよ。なんでも最後に塩ふる。塩が足りないんじゃない?」と。
そうです。
”数種類のスパイスと塩だけで味付けしています” ここに答えがありました
それで、早速最後の味の整えに、塩をいつものように振ってみたんです。
ーーーーーうん、いつものぼやけた味。
で、もうちょっと振ってみたんです。塩。
ーーーーーうん?いつものぼやけた味…よりもちょっとはっきりしてる。
で、さらにもうちょっと塩入れてみたんです。
ーーーーーうん!?はっきりした味になってきた!
ポイント 塩をかなり多め※に入れること
※家庭料理で使う味付け量に比べて
みなさんも、味がぼやけるなぁと感じた場合は、塩加減で調整してみてください。
ただし、一度塩辛くなってしまったカレーは元に戻せないので、少しずつ、すこしずつ加えてくださいね。
もしくは、少量を別鍋に入れてそこで少し足してみると変化が分かりやすく失敗も少なくなるかもしれません。
もし、塩じゃないんだよな、と思っている方は下記でも旨味やコクがプラスされておすすめです。
味噌 コンソメキューブ 野菜ジュース 昆布茶 のいずれか1つ
全部を入れず、いずれかひとつだけ入れてみてください。
特に野菜ジュース(100%)は、たまたま家にあったものを入れたらコクのある味に。
だいたい5.6人前作るときに1パック(または200ml程度の小さい缶・その分レシピの水分量を減らす)入れています。
どれかひとつでも、参考になれば嬉しいです!
お家カレーをグッと美味しくする おすすめのスパイスカレーグッズ
ここでは、スパイスカレーに挑戦しようとしたけど、たくさんスパイス集めるのは大変だなぁと思っている人向け。
お家カレーにプラスアルファで美味しさがアップするアイテムをご紹介します。
このページを読んで、ちょっとスパイス全部集めるのめんどくさいな...って思ったらこれ!
カルディや成城石井など、ちょっとお高めスーパーにもあるのでぜひここから試してみてください。
この画像に、Amazonの商品ページを貼っていますので、レビューで色んな方が作り方を書いてくれていますよ。
私でもスパイスカレー作れました!
私が作り出したころは、こんな丁寧な初心者向けの本は無かった(´;ω;`)
レビューを見ると、初心者向けのコツが盛りだくさんとのこと。
お料理自体もあまり普段作らない方は、上で紹介した本より試しやすいかもしれません。
ほぼ日 カレーの恩返し 缶タイプ
これは、以前友人がプレゼントしてくれて気に入ってるものです。
最後の仕上げスパイスで、お家で作るカレーがぐんとレベルアップしますよ。
※スパイスすべてに共通しますが、まず油をしいた小さなフライパンの上で軽く火を通します。
そのあとでお家カレーの仕上げにかけると、そのまま振りかけるより更に香り高くなります。
これは、テンパリングという名前がついているのですが、最初にご紹介した本の中にも掲載されている技なのでぜひチェックしてください。
では!素敵なスパイスカレーライフを!